グリチルリチン酸って成分名を聞いたことがありますか?あまり聞きなじみのある言葉じゃないですよね?消炎、殺菌作用があります。
でも、実際は、グリチルリチン酸ジカリウム(2K)、カンゾウエキス、リコリスなどの名前で、私たちの周りの食べものから、化粧品、育毛剤まで幅広く使われています。
グリチルリチン酸は、植物由来の甘味成分で、砂糖の数百倍の甘さがあり、多くの食品に添加されています。
女性の育毛に必要なのは殺菌力!
グリチルリチン酸ジカリウム(2k)には、抗炎症作用と抗アレルギー作用があります。
グリチルリチン酸2Kは強力な消炎作用があるにもかかわらず、低刺激なので、敏感肌用の化粧品に使われることが多いです。
グリチルリチン酸2Kの刺激の少ない、消炎作用が、頭皮の炎症を抑え、地肌を健康的にします。これが育毛のための環境を整えることになります。
もちろん、消炎作用だけでは育毛できませんので、育毛に有効な成分と組み合わせることによってパワーアップするのです。
では、どんな成分と組み合わせるのが、育毛に効果があるのでしょうか?
ベストな組み合わせは、アデノシンです。アデノシンは、毛母細胞に働きかけ、活性化させます。
グリチルリチン酸2Kに副作用の心配はないの?
先ほども書きましたように、グリチルリチン酸2Kは、敏感肌用の化粧品や、ニキビやアレルギー症状を抑えるクリームに使われているぐらいです。また、その使用できる量については、薬事法で厳しく定められています。
薬事法の該当箇所では、「粘膜以外に使用し、洗い流さない化粧品の場合、0.5%未満に限る」と使用量の上限が明記されています。
そのうえ、製品に含まれる量によって、「医薬部外品」か「化粧品」と表記がわかれます。
たとえ、医薬部外品のシャンプーであっても、配合量は0.1%未満です。
有効な成分であるがゆえに、国によって取り扱いが定められていますから、副作用について心配する必要はないといえます。
まとめ
育毛シャンプーや育毛剤には、グリチルリチン酸2Kが含まれているものが多くあります。
グリチルリチン酸2Kだけでは、育毛には結び付きませんが、育毛に有効な成分が最大限働く環境を作ることに寄与しています。
髪の毛も日焼けしますが、紫外線からのダメージを受けた髪の毛や、フケ・かゆみを抑えたい方は、グリチルリチン酸2K配合のシャンプーや育毛剤の使用を考えてみられてはいかがでしょう?